『たとえばぼくが死んだら
どうかこのことを忘れないで欲しい
人を痛めつけ 傷つけても
けして君自身は救われはしないんだということを
そこにはさらに無限の暗闇が広がり 差し伸べる手も
ついには見えなくなってしまうんだ』
祐次は裁判でイジメの実態を証言すると約束していたが、自分に対するイジメを
恐れ取り止めてしまった。一方、刑事の須藤は、衛が逃亡したのは悦男を殺すためと
推測。悦男の身辺を警戒しだす。同じころ祐次は、夏美から、証言をすべきだと
詰め寄られ苦悩していた。その夜、電話の逆探知によって、衛は職員室にいると判明
する。
『やがて僕達が大人になり それぞれ父親になった時
僕らの子供達もきっと 素敵な
そう かけがえのない友達になるだろう』