ストーリー
第7話 『 父の復讐 T 』



『僕は次第に 物を飲み込めなくなっているんだ

 食べてもすぐにもどしてしまう

 学校にいるときはもちろん  このうちの中にいてさえ

 僕は朝が来るのが恐いんだ

 太陽よ どうか僕を照らさないで

 暗闇を どうか長く  僕を隠して欲しい』


 息子を失った悲しみは、深い懐疑とまだ見えない敵に対する深い憎しみに変わりつ

つあった。衛は誠の遺骨を抱え、校門の前で生徒たちに本当のことを教えてくれと

懇願する。そんな折、衛の元に匿名で封書が届く。そこには、宮崎が誠に体罰を加え

ている写真が入っていた。衛は宮崎を呼び出して問い詰めるが…。




『悲しみや怒りや   ましてや喜びの顔を忘れよう


 僕は岩になるんだ   もう何も感じない


 僕は   顔のない岩になるんだ』