『過ちを犯したことのない者だけが
石を取り 彼に投げつけるといい
気をつけろ 聖書の教えなど きっと彼等には通じないんだ
小さな良心から生む勇気は
簡単に踏みにじられるんだ』
千尋から連絡を受けた刑事の須藤は、衛と会う。衛は夏美に話をしてから、翌日
自首すると言い、須藤もそれを承諾した。一方、千尋はイジメの事実を証明しよう
と、祐次職員会議での発言を求める。証言を約束した祐次は、新しいイジメの
標的に。帰宅した衛は、送りつけられた誠の飛び降り写真を見て、翌朝行方を
くらます。
『もうすぐ きっともうすぐ
この暗闇から開放されるんだ
その時が来ることをただひたすらに信じて
僕は口を噤み 耳を塞ぎ そして目を閉じた』