ストーリー
第6話 『 最後の手紙 』



『僕はとても疲れて このまま眠ってしまいたい


 このままだと負けなのだろうか


 悔しいけど僕は  それでもきっと


 眠ってしまうんだろう』


 衛は涼から受け取った「僕は殺されるだろう」と記された誠の手紙を読み、大きな

ショックを受けた。翌朝、衛は誠の遺骨を抱えて学校へ行き、登校してくる生徒たち

から誠の死の真相を聞き出そうとする。マスコミも誠の自殺を取り上げ、学校に詰め

かけた。衛は、誠の身辺に何が起こっていたのかを知りたい一心で、千尋に誠の手紙

を渡す。




『僕はきっと殺されるだろう

 ある時は   猫の爪で弄ばれる小さな鳥のように

 ある時は   腹を空かした狼の群れの牙で

 僕は追い詰められ   甚振られながら

 そして確実に     殺されるだろう

 彼らによって』